音楽について思う

音楽は何のために作っているかというと完全に自分のためだと思う。人が心地よいと思うリズムとか音の進行は存在する。マイナーなものであればあるほど、音楽を快か否かで判断するものではなくなってくるように思う。spotifyなどのサブスクで流通している音楽は少なくともジャンルがあり、それ以外の表現を排除していると思う時がある(そんな意図はないだろうけど)青木龍一郎さんが言っていたサブスクにあるものだけが音楽じゃない発言をよく思い出す。

繰り返し聴いてほしいわけでもなく、多くの人に聴いて欲しいということでもなく、ひっそりと表現させて欲しいという思いと、小さくでも大きな海の中で浮き玉を浮かべていたいという思いだ。だから一回でも誰かが聞いてくれて存在を知ってもらえるならそれほど嬉しいことはない。

わたしの音楽は何度も繰り返して聴くようなものでもなく、何となく時代とかジャンルとか切り離された場所にいたいと思う。そして、あああんな音楽があったなぁと誰かの頭の隅にでも生息したい

消費ではない音楽は存在するだろうかと最近考える。そのようなものになりたいとも思う。