日記

お風呂に入った後に、

正山小種という中国茶を久々に飲んだ。

これは紅茶のようで、味はでも少しだけ違う。紅茶よりも繊細で、あったかい感じがする。甘い。これが本当においしい。

わたしは小さい頃からお茶に親しんできた。もともと自分の先祖がお茶を植えた人で、お茶が有名な土地で育ち、うちの母の実家はお茶屋で自分も前にお茶屋に少しだけ勤めていた。

なんだかお茶を考える時や飲んでる時は、あったかい気持ちになる。そのような血で生まれたことを嬉しく思う。

あったかいお茶を飲んで本を読んでいれば眠くなり、とても良いと思う。

 

私の住む街のことが最近よく思えてきた。

生活に必要な町は落ち着いていることと、何もないことが大事。あと、庶民的な感じと。

土地に関する人々の捉え方は、画一的なものがあり、しかしながらホテルで働いてると、どの土地から来た人間も当たり前だけど同じなんだと思うし、どこにいても変わらないような気がする。でもやっぱり東京から来る人は少し違うように感じる。そしてそれが時々尊く思えたり。

 

公園によく行くようになった 秋だからか。

一つは美術館のそばにある森のようになってる公園で、そこで穏やかにベンチに座ってご飯を食べてるカップルがいた。それを見て幸せな気持ちになった。

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もう一つは森林公園とかいう名前のところで、そこも素晴らしかった。でも全然、ついこないだまで知らなかった。普通と言えば普通だからかな。でもなかなかよかった。

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わたしは人が目をつけずに、こっそりと存在してるものに対して目をつけたい生き物なのだと思う。みんながいいと思ってるものに対してそんなにいいのかと思うような、天邪鬼のような、そういう心を持ってる気がする。

みんながもっと自分の土地に誇りを持って、それぞれの価値観で生きれたらもっと、平均的に世界は良くなるのだと思うけれど、それは難しい。

土地の空気は壊れていかない。もっと言えば人の価値観は土地に左右されてそれもつまらない。

もっと解体した心で、まるでここに自分が昨日から存在したように、よく世界がわからないような、ぼんやりした目でみたいなぁ。

 

谷川俊太郎の本を読み終えてしまった。寝る前に読むのが癒しであった。明日から何を読んだらいいのか。

そして毎日韓国語を勉強している。韓国語って発音がとてもいい。日本語と似ている。小学生の時にもっと韓国語を勉強していたらなぁと思った。子供ってなぜあんなに言語を吸収するのが早いのだろうと思う。子供の頭の柔らかさに驚いてる自分が老けてしまったなと思う。