好きな文章だと思ったもの。なんか言葉がぷつんと切れているような感じのもの。それは少しそっけない人の話し方のようでなんとなく良いと思う。言葉は短くて、淡々としたもの。用件だけ伝えて、そこにすこしのその人の感じが入るものが何となく心に残って、良いと思った。

私もそんなふうになるときもある。できるだけ落ち着いていたいが、感情が昂ることが多いのでなんとかくハイになって明るい人間に見える。本当はもっと深い緑のような色なのだと思う。最近自分の色がわかってきた。服を選んでいると、これは自分の色だと感じるものがある。服は私の分身なのではないかと思う。

早く歳を取りたい。顔が老けるとかそんなものではなく単純に精神に錘を載せていきたい。一つ一つ深みのあるものにしていけば木のようにどっしりとした人間になれると思う。