最近仕事が忙しい。仕事がというより、他にも家事、いろんな手続き、その他いろいろ。引っ越しをして新しい生活が始まって10日が経とうとするけどなかなか落ち着かない。それでも生活に必要なものは揃ってきたと思う。実際に料理も毎日自分で作るようになった。凝ったものを作るのは疲れるので近くのスーパーの少ない野菜コーナーから選ぶだけ。わたしは選択肢が多いスーパーが苦手で、なるべく小さいところを選んでいる。そのスーパーは自転車で行ける範囲にある。それが今は楽しい。雨の日は車で行くけど、晴れた日は自転車を走らせて風と太陽を浴びるのが気持ちがいいと思う。そんなことを思う余裕があるうちはまだいいと思うけれど…。

今日は実家に少し帰り、野菜をもらって帰った。わたしの祖母は野菜を作っていて、適当に庭に置いては腐ったり、痛んだりするのでいつでも貰って帰っていいよとのことで。ありがたく貰って帰った。その後帰ってすぐに,キッチンにまだ光が窓から差し込んでいる時間帯に、料理を作った。あらかじめ買っておいた豚肉と白菜を煮込んだ。砂糖と塩を間違えたけれど、砂糖がコクをだしてくれて奇跡的に美味しくなって面白かった。

食べたあとはそのまま気絶して寝ていた。

地元で陶器市があっていて、今日は予定のついでに寄っていった。わたしはご飯を盛る器を買った。白いご飯に白い器は美味しく見えなくて、やっと自分の気に入った器で食べたから美味しかった。

久々に日記を書いた。

春の陽気はいろんなものを感じてしまう。山を見ていて、桜の咲いているところは白く見える。子供の頃からそれを見ると、その桜が森の中に聳え立っているのを頭の中で想像していた。今もそう。桜が綺麗で、車の中から眺めるだけだけど、桜が散って緑の葉が見えてくる時期になるとやっと、夢が覚めたような気がしてくる。桜はどこかCGのような無機質さがあると思う。人間が植えたものが大半だというのもある。だからお花見とかはそんなに。、と思ってるけど、いつも美しいと思う。

春の陽気は明るすぎて自分には合わない。まだ黒い服を着ている。だから自分だけ取り残されている気がして、その上着を脱いだ。夜になると寒くて、春の気配も眠って、落ち着く。

5月が早くきて欲しい。春は苦手なのに毎年5月が好きなのだ。冷たい風と木漏れ日を去年の記憶から取り出しては、その空気を心待ちにしている。